
著者:クリフォード・ストール
訳:池央耿
発売日調べてみたら、1991年9月30日でした。
請求システムで発生した75セントのズレから、クラッカーの存在に気づき追い詰めていく、という実話を書籍化したものです。
学生の頃、コンピュータ雑誌にこの本が紹介されていて、面白そうだと思い買ったのを覚えています。
本屋が在庫してない書籍ですから、近所の本屋に取り寄せしてもらったなぁ・・・
Amazon なにそれ?って時代ですからね。
引っ越しの時に捨ててしまったのですが、だいぶ前に Kindle で買い直して、最近また読み始めました。
大まかなあらすじは覚えていますが、ほとんどの内容を忘れているので、新鮮な気持ちで読んでいます。
RTFM(Read the fu*king manual)なんて言葉あったなぁ、ggrks の同義語ですね。
30年以上前に書かれた本なので、侵入者の痕跡をプリンター出力して確認したり、接続がダイアルアップだったりしますが、ネットワーク・セキュリティの重要性に関しては、今も昔も変わらないなと感じました。
この本の影響を受けたのか?学生の頃、大学のシステムの穴を使って、外部にメールを送ったりしてましたね。
同じような事を一緒にやっていた友人は、大学のシステム管理のバイトを始めて、私を取り締まる側になりやがった・・・ちくせう。
※私の通っていた大学の一般学生は、学内のアドレスにメールを送ることは出来ましたが、外部の人宛には送れなかったんですよ。
ちょいと古い本ですが、私のような機械オタクには楽しめる作品です。
謎解きの物語を読んでいるような感じがするんですよね。
この手の本、他にもないのかな?